ホイールのインチアップについて
| |ホイールインチアップをカスタマイズするメリット
愛車に行うカスタマイズの一つにホイールインチアップがあります。
ホイールインチアップというのはタイヤに使用するホイール部分を純正品よりも径の大きなものにすることです。
タイヤのインチアップはバイクだけでなく四輪車でもよくあるカスタマイズ方法で、行うことにより足元の見た目がかなり大きく変わるというところに特徴があります。
ホイール部分が大きくなることでタイヤの金属部分が目立つようになるので、ドレスアップ効果が高くデザイン性の高いホイールをつけることができるというところにメリットがあります。
バイクや自動車のホイールインチアップをする人のほとんどはそうした見た目の良さを期待して行っていますが、ホイールのインチを上げることにより走行性能をアップさせる効果も得られます。
タイヤ全体の運動性能が高くなりハンドル操作に対してのグリップの感度がよくなります。
そのためコーナリング性能やグリップ性能を高めたいという目的でスポーツカーをインチアップさせる人も多いようです。
バイクでインチアップをした時もコーナリングが安定しやすくなるので、加速しやすくしたり未舗装道路など不安定な地面でも走りやすくなったりします。
もともとオフロードバイクとして販売されているモデルはストリートバイクに比べてホイールが大きいタイヤを使用していますので、わざわざインチアップをしなくても十分な性能を体感することが可能です。
インチアップにより発生するデメリット
一方で純正品以外のホイールに交換することにより発生するリスクのあるデメリットがあります。
まず一番問題となるのが、ホイールのサイズがもとの製品よりも大きくなってしまうとタイヤ周りの部品と接触してしまうことがあるということです。
特にタイヤの径に合わせて作られているフェンダー部分に接触をしやすくなってしまいます。
ホイールインチアップをする目的の一つにフェンダーとタイヤの間の隙間をわざと少なくして見た目を変化させるということがありますが、やりすぎてしまうと安全性能が損なわれてしまう危険があるので気をつけたいところです。
フェンダー以外にも、セルフステアが機能しなくなってしまったり、フロントフォークがつけられなくなって新たに買い直す必要が出たりします。
インチ別の特長
純正タイヤのインチ数はバイクの車種によって異なります。
原付きスクーターや小型のモンキーバイクに使用されているのは8インチで、一般的な小型バイクに使用されているのが10インチです。
大型バイクになると12インチ以上のものが使用されるようになり、排気量が高くなるほどタイヤ・ホイールの径も大きくなっていく傾向があります。