公道デビューのポイント
| |押さえておきたい万が一の備え方
免許を取得しバイクを購入したのであれば、すぐに公道で走りたくなるものですが、バイクの公道デビューのハードルは意外と高めです。
原動機付自転車、いわゆる原チャリであれば練習せずとも問題なく公道で走れる場合が多いのですが、バイクの運転は慣れるまでに時間がかかりやすいという難点を抱えています。
また、慣れるためには練習が必要なのですが、公道以外でバイクの練習をできるところが少ないというのも問題です。
そのため、警察やバイクメーカーが主催する練習会に積極的に参加するなりして、ライディングテクニックを磨いてから公道デビューを果たすという流れをおすすめします。
もっとも、公道デビューに必要なのはライディングテクニックだけではなく、事故に備えておくことは欠かせません。
自動車で公道を走る場合と同様に、バイクで公道を走る場合も運転手には自賠責保険への加入義務が課せられます。
そのため、公道で事故を起こし誰かに怪我を負わせてしまったとしても、一定額までは補償されるわけです。
しかし、自賠責保険が対応しているのは相手方への対人賠償保険だけで、相手が所有していたものを壊した場合の賠償や、事故により自らも怪我をした場合にかかる費用などは対象外です。
初心者の時期は事故を起こす可能性が高めなので、いざという時に備えるために必ず任意保険に加入しないといけません。
自らの運転に問題がないからといって事故に巻き込まれないとは限らないので、公道デビュー前にしっかり装備を整えておくことも必要です。
プロテクターがついているジャケット、規格をクリアしているヘルメットなどはバイカーの必須装備と言っても過言ではありません。
また、ハンドルを握る手は寒さを感じやすいので、寒さ対策用のグローブも用意しておきたいところです。
公道デビューのポイントを解説
公道デビューの際に気をつけたいのが、マンホールや砂などのスリップにつながりかねないものを避けることです。
特にマンホールは危険な存在で、雨が降っているとマンホールの危険度は大きく上がります。
公道で走ることに慣れているベテランのバイカーであっても油断できない危険な存在なので、マンホールのようなスリップを誘発しやすいものは避けるようにするのが基本です。
そして、思い込みにより起こりやすいのが、バイクで道路の左側の方を走ってしまうというものです。
自転車や原動機付自転車であれば道路の左側を進むのが正しいのですが、バイクに関してはそのような規定はありません。
むしろ、バイクが道路の左側にいると自転車や原動機付自転車に乗っている人にとって邪魔となる可能性大です。
そのため、バイクで公道を走るのであれば、センターラインかその少し左側を走るようにするのが無難です。