三重県四日市市名物「四日市とんてき」

四日市とんてきとはどんな料理か

四日市市は三重県で最大の人口を誇る自治体で、海や山など見どころが多いためバイカーからも人気があります。
そんな四日市市のご当地グルメとして知られているのが「四日市とんてき」ですが、こちらは四日市市に限らず三重県全体で人気です。
とんてきは四日市市のお店で出されたのが最初だと伝わっていることから、四日市市で特に高い人気を誇っています。
2008年に四日市とんてき協会が立ち上げられたこともあって、多くの飲食店が四日市とんてきを提供しているというわけです。

名前を聞いただけでは姿を想像しづらいかもしれませんが、とんてきとは豚肉をにんにくと共にソースでソテーし、千切りキャベツを添える料理です。
厳密には少し異なるのですが、豚肉のステーキのようなものと捉えればイメージしやすいでしょう。
似たような料理としてポークソテーが挙げられますが、ポークソテーは豚肉を塩コショウと共にソテーしたものにケチャップやソースなどをかけて食べる料理です。
とんてきはソースでソテーする点、にんにくを風味付けに使用する点などのポークソテーとは異なる特徴を持っています。

四日市とんてき協会によると、四日市とんてきを名乗るためにはいくつかの条件を満たさないといけません。
厚切りの豚肉をソテーしていること、黒く味の濃いソースを絡めて作っていること、にんにくを添えていること、付け合わせのメインは千切りキャベツであることの4つが、四日市とんてきを構成する条件です。
こちらに当てはまっていないとんてきに問題があるというわけではありませんが、四日市とんてきを目的にツーリングに行くのであれば、まずは四日市とんてき協会が定めた条件をクリアしているところを選ぶことをおすすめします。

三重県のおすすめとんてき店を紹介します

三重県で四日市とんてきを味わいたいという場合にまず押さえておきたいお店が、四日市市の「まつもとの来来憲」です。
250gというボリュームの大とんてきが店の名物で、麺類や一品料理なども充実しています。
また、大とんてきを始めとするメニューをおみやげとして購入できるのも、見逃せないポイントです。
大とんてきなどを美味しく食べられたのであれば、同じものをおみやげとして買って帰るのも手です。

食事処かずは三重県を中心に多くの店舗を出しており、四日市とんてきや丼ものなどのがっつり食べられる料理が高く評価されています。
伊勢自動車道の嬉野パーキングエリア(下り線)のフードコートもとんてき定食の人気が高く、看板メニューの1つです。
こちらのとんてきの特徴として挙げられるのが、豚肉とにんにくに加えて玉ねぎとトマトが使用されている点です。
嬉野パーキングエリア(下り線)は、ぷらっとパークと呼ばれる一般道からのアクセスに対応している場所なので、高速道路を利用していないバイカーの方でもフードコートの料理を楽しめます。