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季節ごとに楽しめる 蔵王エコーライン

蔵王連峰を東西に横断する「蔵王エコーライン」の特長・魅力

蔵王エコーラインは昭和37年11月より開通している、東北中央部を南北に走る蔵王連峰を横断するための道路です。
位置的には宮城県と山形県をつなぐ山岳道となっており、地図で見てみるときれいな左右のカーブが繰り返す道となっていることがわかります。

実際に走行をする時にも道路の全貌を見晴らすことができ、いかにも山道らしいカーブの連続が山道走行を好むライダーのワクワク感をかきたててくれます。

なお「蔵王エコーライン」と言われている道路は正確には宮城県道12号線の一部となっておりその中の総延長26km部分のことを示します。
冬季間にはかなりの積雪量となることから5月~10月までのみ走行可能な道路です。

宮城県側から通行をする場合、遠刈田温泉を経由してそこから三階の滝方面に向かって県道12号線を走行していくと自然と蔵王エコーラインへと入っていきます。

遠刈田温泉から国道を抜けると森林が続く地帯となるのでびっくりしてしまうのですが、しばらく木々に囲まれた道を走行していると突然景色が開けて雄大な蔵王連峰がのぞめるようになります。

蔵王山の中を抜けると山形県に入り冷水山のブナや白樺の林が見られるようになっており、途中に見える景色にもそれぞれ特徴があるということも見どころの一つと言えます。

蔵王エコーラインのちょうど県境近くにあるのが「蔵王ハイライン」という有料道路で、こちらから宮城県営蔵王レストハウスなど休憩をすることができます。

最も人気の高いシーズンが9月下旬ころで、周囲の森林が鮮やかな赤と黄色の紅葉で彩られます。
夏場の青々とした景色が一気に変わるのも魅力となっており、年間を通じて何度か訪れてみたくなるおすすめ道路と言えます。

蔵王エコーラインの走りやすさ

蔵王エコーラインは道路そのものが観光名所として認知されていることもあり、道路状況はかなり優良です。
冬季間に深く積もる雪は4月下旬から5月にかけて除雪を行うので「雪の回廊」という全国的にも非常に得珍しい雪の壁の道路ができあがるというところも特徴です。

景観の美しい道路なのですが、紅葉や雪の回廊のシーズンにはかなり数多くの観光客が訪れるので、軽快に走りたいと思って訪れるライダーにとっては前後の車両の数が気になるかもしれません。

蔵王エコーライン周辺のスポットの楽しみ方とポイント

蔵王エコーラインの途中で立ち寄れるおすすめスポットとして「不動滝」があります。
こちらは蔵王山の中にある瀑布であり、高さ約54m、幅約16mというかなりの迫力です。

もう一つが蔵王エコーライン途中でも見える「御釜」で、火山湖としてぽっかり開いた穴の中に緑色の湖面が見える自然の神秘を感じる場所です。

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