キャンプツーリングの魅力

大ブームとなっているキャンプツーリング楽しさ

2018年に行った日本オートキャンプ協会の調査によると、それまでの5年間でキャンプに出かける人数が増加傾向にあるということがわかっています。
実際に全国のキャンプ場に行ってみると、シーズン中には場所取りも難しくなるほどたくさんのキャンパーたちに出会います。

ここ最近のキャンプブームの原因として、同協会の調査では「団塊ジュニア世代が40代になり親世代になったことにより、子供のときに流行していたキャンプを自分の子供としたいと考える人が増えた」としています。

確かにそういった側面もあるかもしれませんが、それだけでなく「ソロツーリング」と言われる一人だけで出かけるアウトドアや、あえてシーズン以外の時期に出かける「冬キャンプ」のような特殊なキャンプを好んで行う人も増加しているのが特徴となっています。

反対に家族や数人の友人と行くのではなく、まるで豪華なホテルでのイベントのような「グランピング」が流行していたりと一言でキャンプと言ってもその楽しみ方は千差万別であることがわかります。

もともとバイクツーリングとアウトドア・キャンプは非常に相性がよく、ブームに関係なく全国を巡るような長距離ツーリングをするために自然にキャンプを覚えるという人も多くいました。

自動車で行うキャンプの場合、キャンピングカーやワンボックスカーの内部をカスタマイズしたものを使ってオートキャンプをすることもできますが、バイクの場合きちんと設営型のキャンプを持っていかないといけません。

その分不自由も多いのですが、必要な荷物を選んでコンパクトにまとめ、現地でできることを探すというサバイバル能力が必要になってきます。
キャンプの魅力というのはあえてそうした不自由さを楽しむということであり、それぞれのキャンプ地の特徴を考えて適応していくという力が試されてきます。

バイクでツーリングをするときに最も重要になるのが荷物の選定と積載です。
あれもこれもと持っていくとあっという間に荷物が一杯になってしまうのがキャンプなので、できるだけ少なく小さく荷物を選んでいくということが大切になってきます。

最低限必要な荷物としては、着替えやタオル、洗面用具、ティッシュペーパーといったものがあります。
ツーリング中の荷物としては、地図や防寒具、雨具、テント、寝袋、ランプ、ランタンといったものが必要になってきます。

キャンプツーリングをする時には、現地までの距離や途中の休憩場所などをしっかり計画することが大切になります。
行き当たりばったりなキャンプは周辺に迷惑をかけることにもなってしまいますし、何よりも自分が危険に見舞われるかもしれません。