世界で最も危険なレース

世界でもっとも危険なバイクレースが存在するということをご存じの方もいるかもしれませんね。
「マン島TTレース」がそれに該当し、これまで実に240人以上のライダーが命を失ってきました。
それほど恐ろしい危険なレースにも関わらず現在でも非常に高い人気を誇っていますし、チャレンジするライダーも少なくありません。

公道だからこその難しさ

このレースはサーキットコースで行われるのではなく、公道で開催されるということが大きな特徴と言えるでしょう。
つまり、自動車競技でいうラリーと同じと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。

レース開催中は一般車が立ち入れないよう規制が敷かれるものの、公道ゆえにいつ何が起こるか分かりません。
路面のコンディションは刻一刻と変わっていきますし、そこがサーキットとは大きく違うところです。
整備されたコースではなく一般の公道を使ったレースだからこそ難易度が高く、それゆえに燃えるライダーが多いということなのでしょう。

狂気のレース

整備の行き届いていない公道を平均時速200キロ以上で走行する、と聞けばこのレースの危険度が理解できるでしょう。
まさに狂気のレースと言っても過言ではありませんし、参加しているライダーもそれを充分理解しているはずです。

このレースで20回以上優勝した経験のある有名なライダーは、このレースの魅力を「もっとも由緒あるサーキットだから」と答えています。
これまで大勢のライダーがチャレンジしてきた由緒あるサーキットであると断言しているあたりがいかにも魅了されているライダーらしいですね。

このレースでは日本人の方でも亡くなっている方がいますし、観客が亡くなるような事故も起きていることからいろいろな部分が問題視されています。
ただ、ライダーとしてはぜひ一度間近で見てみたいものですね。